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天使の剣〜エンジェルソード |
作詞をしていて、ふと思い浮かんだ とても素敵は一つのアイディア
天使の剣〜エンジェルソード
その剣は天使の羽で出来ている 精神(こころ)の鎖を断ち切る剣 魂に再び灯をともす剣 人を殺すのではなく、甦らせる剣 本当は全ての人が持っている剣
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【ショートストーリー】涙のかけら(後編) |
〜 パスタとうどんのアナロジー 〜
「ねえ、今日は泣ける映画を観にいこうよ」
フォークだけを使って上手いことパスタの麺を巻き付けながら彼女は言った。 僕は普段はスプーンを使うのだが、一緒に居る女性がスプーンを使わないのに男である自分がスプーンを使うのは気が引けてしまうのだ。 その結果、フォークだけで孤軍奮闘している。 不器用な僕にとって、スプーンを使うのと使わないのとではパスタを綺麗に食べるために必要な技術は天と地ほどの差がある。 油断をするとパスタのソースがテーブルに飛んでしまうのだ。 そう、パスタをフォークだけで綺麗に食べるためには、カレーうどんを食べる時の様な用心深さが必要なのだ。
「ちょっと、私の話聞いてるの?」 「ん? ああ、泣ける映画だよね。楽しい映画の方が良いんじゃないの」 「たまには泣かないとバランスが取れないのよ」 「へえ、お前ってそういう奴だったんだ」 「私じゃなくて君のこと」 「・・・」 「君は弱いくせに他人に気を使って色んな事を我慢しているでしょ?」 「いや、そんな事は・・・」 「そんな事あるのよ」 「・・・」 「そういう我慢ってそれだけでは大して苦しいことでも悲しいことでもないわよね」 「・・・」 「涙未満なのよ。だから涙のかけらなの」 「・・・」 「そういう風にね、君の中に涙のかけらが溜まっていくんだよ」 「・・・」 「だから、たまにそういう涙のかけらを一気に流してしまわないと、涙のかけらで繊細な君自身が傷つくのよ」 「・・・」 「涙のかけらで傷つくとね・・・感じる事が出来なくなるの」 「・・・」 「だから、今日は二人で泣こう。そして、私をもっと感じて」
〜 エピローグ 〜
その彼女との関係は自然消滅してしまった。 未だに理由は分からない。 お互い空気の様に感じ、それでいて居心地の良さを共有していた。 分かれる理由は無かったのだが自然に離れ離れになってしまった。 一つだけ言えるのは、彼女と分かれてから何をしていても楽しむ事が出来ないと言う事だ。
そして、僕は最近泣いた事がない・・・
テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学
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【ショートストーリー】涙のかけら(前編) |
〜 プロローグ 〜
僕は最近泣いた事がない・・・
〜 待合せ 〜
暖かい日差しを感じながら、僕は待合せのカフェテラスでシェークスピアの「マクベス」を読む。 シェークスピアの四大悲劇の一つ。 あまりにも有名過ぎて通好みではないかもしれない。 四大悲劇の中でも一番短く、描き方が無茶苦茶ストレートなのだ。 悪く言えば単純。 しかし、その単純さの中に人間の持つ欲望や業が凝縮されている・・・。
「な〜に、難しい顔してんのよっ!」
あれっ? 本が・・・
本を取り上げて目の前に立ちはだかる小さな悪魔が待合せの相手だ。 一応、僕の彼女らしい。 何故なら、彼女がそう主張しているからなのだが。
「デートだって言うのになんでこう小難しい本なんか読んでるかなあ?」 「いや、それも中々面白いよ」 「面白いって言ってもさあ、「マクベス」読んでゲラゲラ笑わないでしょ? そんな奴いたら怖いわよ!」 「いや、だから・・・」 「こんな時はね・・・サリンジャーなのっ!」
(いきなり「サリンジャーなんだよ!」って言われても反応に困るのだが)
「読むんならサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」とかあるじゃん。百歩譲ってシェークスピアなら「夏の夜の夢」か「テンペスト」だよ」
そう良いながら彼女はやっと本を返してくれた。
「お腹空いたね。場所変えて何か食べようよ」
こうして僕らはカフェテラスを出た。
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