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ヨーロッパ系の言語は【属性】志向

ヨーロッパ系の言語って、
人やモノや行動の属性をハッキリさせようとする意識が強い。
僕はそう感じます。

英語やドイツ語に代表されるゲルマン系の言語にしろ
フランス語やイタリア語に代表されるロマンス系の言語にしろ
大なり小なり、モノの属性をハッキリさせようとする仕組みが
言語自体に備わっています。

特に顕著なのがロマンス系言語の元祖であるラテン語。
昔、独学でちょっとかじっただけなのですが、
その動詞や名詞の【格変化】は極めて多彩でした。
ヨーロッパの言語の中でも【格変化】が難しいと言われる
フランス語が簡単に思えたくらいです。
因みに、フランス語も一時期ちょっとかじって、
そのままになってます。


で、この【格変化】と言うものが、
モノの属性をハッキリさせる仕組みの根幹な訳です。


例として、簡単なラテン語の例を示しましょう。


Cogito ergo sum.(コギト エルゴ スム)

我思う。故に、我在り。


これ、ロマンス系言語の格変化の知識がないと、
推測すら出来ないかもしれません。
その対応を示すと


Cogito = 私は考える
ergo = それゆえ
sum = 私は?である。私はいる。(つまり、英語の「Be」)


「私は」と言う主語は、
実は動詞の各変化として表現されているのです。
因みに、ラテン語の必須動詞の一つである
sumの格変化はこんな感じです。


sum = 私は?である
es = あなたは?である
est = 彼、彼女は?である
sumus = 私たちは?である
estis = あなたがたは?である
sunt = 彼らは?である

※因みに、不定法(英語的に言うと原形)は「esse」。
 どこぞの雑誌でお馴染みかもしれません。


ここまで厳密に各変化すると、逆に独立した主語は要らなくなる。

そもそも「主語」や「目的語」と言うのは、
その行動の【属性】を規定するためのもの。


【誰が】やったのか?
【何を】やったのか?
【誰に】やったのか?
【何に】やったのか?


その【属性】を明確にする機能を【格変化】に内蔵してしまえば、
省略すること自体が出来なくなる。

格変化に限らず、ヨーロッパ系言語の制約の多くは、
【属性をハッキリさせようとする意識】に帰結するんじゃないでしょうか?


原口直敏
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テーマ : 英語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

原口直敏

  • Author:原口直敏
  • 洗練されたオタクを目指す、ミドルエイジ。
    持ち前の好奇心により、その知識と見識は多岐にわたる。(本人談)
    RPG風に興味のある分野を紹介しよう。

    【戦士属性】
    自己啓発、ビジネス、経済、投資、語学、各
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