FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【落語の楽しみ】火焔太鼓

iPhoneをいじっていたら、落語のオーディオブックを見つけました。

ファンと言う程ではないのですが、
以前は良くCDで落語を聴いていたんですよね。

ところが、色々あってそのCDコレクションも既に処分済み。

と言うわけで、iTunes storeで落語のオーディオブックを
いくつか購入しました。



■古典落語はクラシック音楽のように・・・

古典落語の大きな特徴の一つは、
聴き手がその話の筋や落ちを知っていることです。

つまり・・・

逆に言うと、良い落語は何度聴いても良いということです。


最初は、同じ古典落語でも現代風にアレンジしたものの方がとっつきやすいし、
それが面白いと感じるならそれを聴くのが一番だと思います。

そういうのは大抵、「くすぐり」と言って話の本筋以外でもちょくちょく
笑えるポイントを入れて初心者でも飽きないように工夫しています。

でも、何度も聴いていると、そのアレンジの部分はどうでも良くなってくるのです。


結局は、落語家の味と実力、そして聴き手の力量で
全てが決まってきます。

まるで、クラシック音楽のように・・・


僕自身の力量?


大したもんじゃございません。


■火焔太鼓?もっともシンプルな滑稽噺

多分、これには色々と異論があると思います。

でも、僕の中で「火焔太鼓」は、一番ストレートかつシンプルな滑稽噺です。


夫婦で古道具屋を営んでいるが、夫は商売がからっきし下手。
いつも奥さんになじられてばかり。
あるとき、その夫が仕入れてきた汚い太鼓がお殿様の耳にとまります。
なんとその汚い太鼓が、世に二つとない「火焔太鼓」と言う名品と分かり、
古道具屋夫婦は三百両と言う大金を手にすることが出来ました。


多分、これを読んで何が面白いのか
さっぱり分からない人もいることでしょう。
敢えて、そういう風に書きました。

ただ、話の筋がシンプルだと言うのは、
分かって頂けたと思います。

暮らし向きが良くなかった夫婦に
まるで宝くじにでも当たったような幸運が
突然舞い込んで来る。

#「富久」と言う、そのものずばり宝くじに当たる話もありますが、
#それについてはまたの機会に書かせて頂きます。

で、このシンプルな話の筋で、笑わせるポイントは
幸運に恵まれる前と後の態度の変わり様と
その際の掛け合いにあるわけです。

ここを面白く演じることが出来るかどうかが
落語家の腕の見せ所。

シンプル=簡単ではないことが良く分かる噺です。



■よもやまばなし

僕が今回iTunesで購入したオーディオブックはコレ!


・NHK落語シリーズ 五代目古今亭志ん生「火焔太鼓」(30分、600円)


五代目古今亭志ん生の「火焔太鼓」は、ド定番っちゃあド定番。

だけど、この噺の聴き所は、落語家の色がとても出やすいところだと思うので、
志ん生だけしか聴かないってのはもったいないと思います。


あと、この噺が気に入ったら
「井戸の茶碗」と言う噺も是非聴いて欲しいです。

同じくあまり目が利かない古道具屋の噺なんですが、
噺の筋が多少複雑になって掛け合いの面白さが倍増しています。
武士と殿様の間に挟まれて右往左往する、
古道具屋のうろたえぶりがなかなか面白い。

武士も殿様も本当に正直で良いお方なのですが、
それが過ぎるとはた迷惑にもなるわけで・・・。



原口直敏
【訂正1】火焔太鼓について
火焔太鼓について「世に二つとない「火焔太鼓」と言う名品」と言う書き方をしましたが、
正確には対で存在するものです。
落語の中ではそこまで説明していない場合もありますが、
「世に二つとない」と言う表現は使われないはずです。
ややこしくならない様にと端折ってしまいましたが、事実を曲げちゃまずいので訂正させて頂きます。

【訂正2】井戸の茶碗の主人公の商売
井戸の茶碗の紹介の下りで「同じくあまり目が利かない古道具屋の噺」と書きましたが、
これは屑屋の誤りです。
屑屋と言うのは、今で言う廃品回収+リサイクルショップに近い感じの商売です。
廃品回収と言い切らず「+リサイクルショップ」と書いた意図を汲んで頂けると幸いです。
その分目利きもより重要なわけです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

らくご

火焔太鼓は世に二つあり、対の物なので。 古道具屋と屑屋は別の商売ですね。

細かいこと申し訳ございません。

雷門様、コメントありがとうございます。

> 火焔太鼓は世に二つあり、対の物なので。

仰るとおりですね。
実はこれ、自分でも気になったのですが端折っちゃいました。
聴けば分かるだろうし、興味がある人はきちんと調べるかな・・・みたいな感じで。(笑
ただ、このままだと確かに事実と違うので、このくらいはきちんと書くべきだったかもしれません。
ちょっと詰めが甘かったかもです。

> 古道具屋と屑屋は別の商売ですね。

これは、勘違いです。
井戸の茶碗の清兵衛さんは、てっきり古道具屋だと思い込んでいました。
確かに、古道具屋さんが、屑を集めるために街中を流したりはしませんよね。
清兵衛さんが古道具屋になったら噺が成立しなくなってしまいます。
えらい高級な物が次々出てくる噺なので、脳内で勝手にグレードアップしちゃったみたいです。
そのギャップを楽しむ噺でもある訳ですが・・・

> 細かいこと申し訳ございません。

ご指摘頂いて助かりました。
今後とも宜しくお願いいたします。
プロフィール

原口直敏

  • Author:原口直敏
  • 洗練されたオタクを目指す、ミドルエイジ。
    持ち前の好奇心により、その知識と見識は多岐にわたる。(本人談)
    RPG風に興味のある分野を紹介しよう。

    【戦士属性】
    自己啓発、ビジネス、経済、投資、語学、各
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。