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東北地方太平洋沖地震?twitterのダメ情報を見抜く

twitterで勝間和代さんの朝まで生テレビでの発言についての批判が流れています。
実際には批判と言う言葉にさえ値しないのですが、
twitterにおいてダメな情報が拡散する興味深いサンプルです。
そういう観点で、このブログでも取り上げてみましょう。


▼ダメな情報のサンプル
RT @rocketroater: 勝間氏の今晩の発言は、忘れるべきじゃない。
「放射性物質が危険だという考えがおかしい」
「小児に甲状腺がんがでる程度」
「津波の死者に比べて死者が出ていない」。
どういう倫理を持っていれば、こういう発言ができるんだろう。
#asamadeTV”


勝間和代さんの朝まで生テレビの発言についての批判とのこと。
僕自身は、朝まで生テレビを見ていないので、実際の発言内容は知りません。
つまり、与えられた情報のみからその信憑性を判断するには、
ベストな状況なわけです。



【第〇段階】信憑性のある情報が必ずしも真実であるとは限らない

情報の信憑性を判断する立場として、
最初に認識しなければならないのがこれです。

ある情報に信憑性があると言う場合、
与えられた情報に信ずるに足る根拠があるということを示します。

そして、これは信憑性に基づく判断の誤謬の可能性を示唆します。


1)真実であっても信憑性がない情報が発信されることがある
  →信憑性の無い情報を、必ずしもすべてがウソとは断定できない
   信憑性がなくても、気になる情報は自分自身で裏を取る努力をした方が良い

2)状況や前提条件の変化により、情報の信憑性が大きく低下する場合がある
  →ある時点で信憑性があると判断できる情報が、後から誤情報と判明する場合もある
   常に、情報の信憑性を再評価する努力が必要

3)ある主張とそれに対する反論の双方に信憑性が認められる場合がある
  →これは多くの場合、論点が食い違っていることに起因します。
   双方の主張を正確に分析すると、ある部分では全く矛盾しない構造になっていることが多い。
   また、反対意見の分析により信憑性の判断精度は確実に上がります。
   信憑性の判断をする場合、必ず反対意見にも目を通すことを強くお勧めします。


まずは、ある時点で信憑性が高いと判断したからと言って、
必ずしもその情報が正しいとは限らない
まずは、この意識こそ情報の信憑性を判断する力をつけるカギとなります。



【第一段階】発言方法の評価

まず、最初にやるべきは、発言方法の評価です。
ポイントは二つだけ。


1)引用情報の扱い方
2)根拠の提示


1)引用情報の扱い方
まず、引用情報の扱い方から言うと、最も最悪なのは断章主義。
断章主義とは、文章や発言の一部のみを取り出して、都合の良いように意味づけすることです。
これをやった時点で、その情報には真偽を判定するための情報に大きな欠損が生じます。
したがって、信憑性は大きく損なわれるわけです。

では、twitterで断章主義を避けるにはどの様な方法があるのでしょうか?
大きく分けて二つの方法があります。
一つ目は元の文章全体へのリンクを貼り付ける事。
しかし、テレビなどの発言のように、文章全体がインターネットに存在しない場合があります。
その場合に取るべきは二つ目の方法。
出来るだけその時の状況を正確に伝える努力をするのです。
その時点での背景や前後の文脈など、客観的に判断できる情報を可能な限り盛り込む。
この努力が、引用情報をより客観的に判断する情報を与えます。


例の勝間和代さんへの批判には、どこにもこう言った情報はありません。
ゆえに、この情報だけでは信憑性はゼロに等しい。


2)根拠の提示

引用情報のみを提供するのであれば別です。
しかし、情報発信者自身の考えを提示するのであれば
その引用情報から情報発信者の提示する考えに至るまでの
根拠の提示が必要になります。
この根拠の提示が無い場合、情報発信者が提示する考えは
情報分析の立場からは無価値です。
単なる感想に過ぎません。

これは、実例で説明しましょう。


▼ダメな情報のサンプル(再掲)
RT @rocketroater: 勝間氏の今晩の発言は、忘れるべきじゃない。
「放射性物質が危険だという考えがおかしい」
「小児に甲状腺がんがでる程度」
「津波の死者に比べて死者が出ていない」。
どういう倫理を持っていれば、こういう発言ができるんだろう。
#asamadeTV”


便宜上、情報発信者の主張を要約しましょう。
仮にこれを「勝間和代の思想は、倫理的に問題がある」としてみます。

引用情報から情報発信者のこの主張に至るまでの根拠は全く提示されていません。
したがって、情報分析の立場としては単なる感想に過ぎない。

しかも、単なる感想としても破たんしています。

情報発信者が提示している勝間和代さんの発言を整理してみましょう。


▼情報発信者が提示している勝間和代の三つの発言<真実とは限らない
第一発言:「放射性物質が危険だという考えがおかしい」
第二発言:「小児に甲状腺がんがでる程度」
第三発言:「津波の死者に比べて死者が出ていない」


この内、第二発言と第三発言は、
勝間和代さんが事実と考えていることを表明しているに過ぎません。
この内容の真偽に関わらず、勝間和代さんの倫理観と直接の因果関係は存在しない。

また、第一発言の内容は「考え方」に言及している。
しかし、ここで問題にしている「考え方」は放射性物質の判断基準についてのもので、
人の生死や正義等の倫理に関するものではない。

つまり、これらの発言の感想として倫理感を持ち出すこと自体、
論理的に破たんしています。



【第二段階】個々の事実の真偽の評価

先に検討した第一段階の「発言方法の評価」で、多くのダメ情報はふるい落とされます。

注意すべきは、個々の事実がすべて正しいとしても、
その事実からの結論への導き方が間違っていれば
それはダメ情報だと言うことです。

なので、普通、第一段階の「発言方法の評価」でふるい落とされた情報に対して
個々の事実の真偽を検証する必要はありません。
ただ、今回はサンプル検証なので、この過程もやってみましょう。


▼ダメな情報のサンプル(再再掲)
RT @rocketroater: 勝間氏の今晩の発言は、忘れるべきじゃない。
「放射性物質が危険だという考えがおかしい」
「小児に甲状腺がんがでる程度」
「津波の死者に比べて死者が出ていない」。
どういう倫理を持っていれば、こういう発言ができるんだろう。
#asamadeTV”


さて、この中から勝間和代さんの発言と情報発信者が主張しているものを
取り出してみましょう。


▼情報発信者が提示している勝間和代の三つの発言<真実とは限らない
第一発言:「放射性物質が危険だという考えがおかしい」
第二発言:「小児に甲状腺がんがでる程度」
第三発言:「津波の死者に比べて死者が出ていない」


まず、第一発言について。

「放射性物質が危険だという考えがおかしい」

この発言内容【だけ】に限って言えば、この発言は正しい。
普通の状態でも人間の体や自然界には放射性物質が常に存在している。
したがって、放射性物質=危険と言う考え方は明らかにおかしい。
放射性物質の危険性は、放射性物質の持っている放射能のレベルによります。


次に、第二発言について。

「小児に甲状腺がんがでる程度」

この発言には前提条件が全く書かれていない・・・と言うか、
主語が無いので判定不能のゴミ情報。
引用するなら、せめて主語-述語くらいはきちんと書くべきじゃないでしょうか?

チェルノブイリの原発事故の影響のことを言っているなら、
概ね事実と推定されます。
#推定と書いたのは、僕自身が調べきっていないため
#また、反論が全く出来ないほどの事実ではないとの認識


最後に第三発言について。

「津波の死者に比べて死者が出ていない」

これも主語が無い。
どんな文脈で言ったのかも分からない。
言いたいことが分からないでもないが、
分析するのも面倒くさくなるほど、論理が破たんしている。
#勝間和代さんではなく、彼女の発言を断章主義的に取り上げた
#情報発信者の論理が・・・


と、この様に
発言方法の評価で振り落されるような人は
個々の事実に関しても情報発信者の想いとは
ずれていることが多いわけです。



原口直敏
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プロフィール

原口直敏

  • Author:原口直敏
  • 洗練されたオタクを目指す、ミドルエイジ。
    持ち前の好奇心により、その知識と見識は多岐にわたる。(本人談)
    RPG風に興味のある分野を紹介しよう。

    【戦士属性】
    自己啓発、ビジネス、経済、投資、語学、各
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